QNC 6型掘削バヶットしきさいでいき
一、用途
海洋、河川、湖、水産養殖場などの水底表層泥サンプルの採取に適している。底質サンプルが比較的完全で、オールステンレスの特徴がある。全国の海洋汚染調査とモニタリングに広く使用されている。
二、構造及び組成
ステンレス掘削バヶット式採泥器は主に左、右掘削バヶットアセンブリ、カバープレートアセンブリ、フックアセンブリなどの部品から構成されている。
各ショベルバケットは4分の1の円筒シェルに似ている。掘削ホッパアセンブリは、掘削ホッパ、ウェイト、固定板、リフトリング、カバープレート、滑車、ロープリング、ストッパーなどの部品からなる掘削ホッパアセンブリである。掘削バケットは左、右掘削の閉じにより掘削動作を完了する。ワイヤロープはロープホイール及びプーリを介して左、右の掘削ホッパを閉じた。各掘削バケットの上部には可動カバーがあり、その上には鉄輪が溶接されている。その間に鉄鎖が接続されており、この鎖がフックにつるされると、左、右の掘削ホッパは開放状態になる。主軸は左、右のショベルを連結する部材である。主軸は左、右の掘削ホッパが軸回りに回転することを確保し、掘削ホッパの開閉動作を完了する。
三、動作原理
ワイヤロープの張力により、左掘削ホッパが反時計回りに回転し、右掘削ホッパが時計回りに回転し、掘削ホッパを閉じる傾向がある。しかし、カバープレートに設けられたチェーンがフックに掛けられているため、この閉鎖作用が制限されている。掘削ホッパが水底に沈むと、フックの重端は自ら垂れ下がり、鉄鎖を脱鉤し、左、右掘削ホッパに対する制限作用を解除する。掘削ホッパを引き上げる際、左、右の掘削ホッパはワイヤロープの張力により、掘削ホッパを閉じて掘削動作を完了する。
四、主な性能及び技術指標
#適用底質:粘土軟泥、灰質軟泥、砂質軟泥
##使用水深:≦100m
##使用海況:≦4級
#使用温度:-2℃~+40℃
#重量:15 kg、35 kg、100 kg
#サンプリング面積:150×150、200×250、500×500