一、適用範囲
アルコール生産精製水、特にイモ類酒類精廃水は、温度が高く、泥砂が多く、粘性が大きく、汚染負荷が高いなどの特徴があり、廃水処理の難点と重点である。当社の科学研究者は長期的な制御と工事の実践を経て、アルコール廃棄物の一体化処理装置と技術の開発に成功した。
この技術は1998年6月に山東省科学技術委員会の鑑定を通じて、鑑定の結論は:国内の同類製品のリードレベルに達して、一部の装置は本当に国内の空白を補った。1999年に国家環境保護総局により国家環境保護重点実用普及技術として確定され、同年、国家経済貿易委員会に国家級新製品として認定された。
この技術は前後して:山東東営市酒造総工場、蘭陵グループ株式会社蒙陰支社、蒙陰県酒造工場、古井貢グループ蓬麗酒業有限会社、山東省ライヤン天府酒工場、山東省利津黄河口酒業有限会社、河北寧晋酒造工場など30余りの部門で成功に応用された。
二、プロセスフロー
三、工芸紹介
1、生物前処理
(1)作用:廃水は沈砂を経て廃液分離処理に入り、この装置は当社が開発したIL型酒粕専用分離機であり、連続運転、自動除料ができ、分離後の酒粕含水率は85%前後であり、直接飼料として販売する。酒粕の販売が困難な場合は、全廃液を嫌気発酵させることができる。
(2)処理パラメータ
2、生物処理
(1)DJF嫌気反応器
DJF嫌気反応器は当社の科学研究者がアルコール廃水の特性に基づいて設計したもので、汚泥を受け入れる負荷が高く、耐衝撃性、ガス発生率が高く、調整周期が短く、安全で信頼性が高いなどの優れた利点がある。容積負荷が8 kgCODcr/m 3 dの場合、除去率は66%以上に達し、1 kgのCODcrを除去するごとにメタンガス約0.35同m 3を発生することができる。
(2)AIC嫌気性反応器は2級嫌気性である。AIC嫌気反応器の容積負荷が高いため、15 ~ 35 kgCOD/m 3.dが可能である。除去率はダライ・ラマ90%高く、高CODを1000 mg/l程度に一度に減少させた。(AIC嫌気性反応器はCOD 800 mg/lでも内循環できるため)後の好気処理に大きな負担を軽減した。
(3)JR分離装置
嫌気性から好気性に至る過程で、通常沈殿を用いて懸濁物を除去し、効果は極めて理想的ではなく、その主な原因は消化液がまだ嫌気性状態にあり、沈殿しにくいことであり、この矛盾に対して、当社は繰り返し実践し、JR分離装置の開発に成功し、嫌気性消化液の処理に専門的に応用し、嫌気性と好気との過度と接続をよく解決した。懸濁物除去率80%以上で、CODcr除去率は70%前後である。
(4)好気処理
廃水は嫌気性及びJR分離装置で処理した後、そのCODcr負荷はすでに好気処理の要求を満たし、押流式接触酸化法を採用し、容積負荷が1.5 kg CODcr/m 3 dの場合、CODcr除去率は80%以上に達した。
(5)処理パラメータ
3、生物後処理
廃水は生物処理を経て、汚染物の大部分を除去し、この段の濾過によって沈殿して基準を達成して排出する
処理パラメータ
4、汚泥処理
嫌気消化液がJR分離装置を通じて発生した汚泥は、粒子が細く、粘度が大きく、脱水が困難であり、長期的な比較を経て、汚泥脱水のために二重ダイヤフラムボックス式プレス機を選択し、濾布、入料方式、入料圧力、汚泥改質などの面で最適化組み合わせを行い、脱水後の泥ケーキの含水率を75%前後にし、泥ケーキを農業肥料にすることができる。
年間製品1万トンのアルコール生産廃水処理を例にとる
(1)酒粕収益
毎日85%の水を含む酒粕を40 m 3分離することができ、1立方酒粕の販売価格は20元で計算し、年間収益は約26万4000元である。
(2)メタンガス収益
1 m 3の廃ヒ液ごとにメタンを55%以上含むメタンガス20 m 3を発生することができる。ボイラー燃焼に用い、1立方メートルのメタンガスごとに標準炭1 kgを節約でき、1トンの石炭は220元で計算し、毎年58.08元を節約できる。収益合計:26.4+58.08=84.48万元。
(3)運行費用
1 m 3当たりの廃棄発酵液の運行費用は4.42元で、その中には人件費、電気料金、薬剤費、補修費などが含まれ、毎年の総運行費は65.7万元である。84.48万元(収益)−65.7万元(費用)=18.78万元(純利益)