一、【製品概要】
銀河科学技術が生産したFCS-30(S)型室内吸入可能粒子状物質サンプラはろ過膜秤量法を用いて室内空気中に微粒子(PM 10)を吸入可能に捕集した。
環境保護、衛生、労働、安全監督、軍事、科学研究、教育などの部門をエアロゾルの通常のモニタリングに使用することができる。
二、実行基準:
HJ/T 93-2003:「PM 10サンプラ技術要求及び測定方法」
GB/T 17095-1997:「室内空気中の粒子状物質の吸入可能衛生基準」
三、応用範囲:
1、大気環境空気サンプルのサンプリング
2、室内環境空気サンプルのサンプリング
3、作業場の空気サンプリング
4、汚染源の空気サンプリング
四、技術パラメータ:
1、流量範囲:5-30 L/min
2、PM 10切断点流量:13 L/min(標準ろ過膜50 mm使用)
3、流量精度:±5%
4、サンプリング時間:0-99時間59分(調整可能)
5、作業騒音:≤55 dB
6、電気源:交直流両用、AC220V,50Hz
7、外形寸法:80*35*55 mm
8、重量:3 kg
五、すいこみりゅうしぶつサンプリング
気道に入ることができる質量中央値直径が10μmの粒子状物質(D50=10μm)。
6.1粒径単位くうきりきがくとうりょうちょつけい
低Reynolds数の気流中で単位密度球と同じ末端沈降速度を有する粒子径を指す。
6.2室内吸入可能粒子状物質の日平均最高許容濃度は0.15 mg/m 3であった。質量中央値直径は10μmであった。
6.3サンプラーにはD 50≦10±1μm、幾何標準偏差d g=1.5±0.1が要求される。
6.4室内空気吸入可能粒子状物質の測定方法-----インパクト秤量法
6.4.1二段吸入可能粒子状物質サンプラ(D 50=10μm、δg=1.5)を用いて、粒径が10μm以上の粒子を13 L/minの流量で衝撃板のガラス繊維紙にそれぞれ採取し、粒径が10μm以下の粒子を予め一定重量のガラス繊維濾紙に採取し、その重量を取り外して再秤量し、サンプリング標準体積で粒径10μm粒子状物質の量で割ると、吸入可能粒子状物質の濃度が得られる。検出下限は0.05 mgであった。
6.4.2過流量を校正したサンプラ入口を取り外し、サンプリングヘッドを回し、恒常重過の有効φ50 mmの濾紙を衝撃リングの下に置くとともに、衝撃リングの上に環状の濾紙を置き、サンプリングヘッドをきつく回し、サンプリングヘッドの入り口を取り付け、室内の代表的な位置に置き、スイッチノブを開いて計時し、流量を13 L/minに調整し、24 hサンプリングし、室内温度、圧力及びサンプリング時間を記録し、随時流量を調節し、13 L/minを保持するように注意する。
6.4.3サンプリングしたろ紙を取り外し、実験室に持ち帰り、サンプリング前と同じ環境下に24時間放置し、一定重量(mg)まで秤量し、この重量から空白ろ紙重量を差し引いて吸入可能粒子の重量(mg)を得た。ろ紙を成分分析用に保存します。
6.4.4計算
C=W/V0……………………………………………(A2)
Vs=13L×T……………………………………………(A3)
式中:C――吸入可能粒子状物質濃度、mg/m3;
W――粒子状物質の重量、mg;
V 0――Vsは標準状況下の体積に換算し、m3;
13――流量、L/min;
T――サンプリング時間、min。
6.5.5注意事項
A 1サンプリング前に、流量計を校正し、サンプリング時に13 L/min流量を正確に保持しなければならない。
A2ブランク及びサンプリングされた濾紙を秤量する場合、環境及び操作手順は同じでなければならない。
A 3サンプリング時にサンプラー部品を締め付けて、サンプル空気がサンプラーに横から入らないようにしなければならない。