かこうざいりょう
金、銀、白金族、錫、タングステン、鉛、タンタル、クロム、チタン、赤鉄などの鉱石。
適用範囲
選鉱遠心機は貴金属の回収に適しており、金鉱、銀鉱、白金族、タングステン鉱、錫石、タンタル鉄鉱、クロム鉄鉱、ルチルなどの比較的大きな比重鉱物の濃縮を含み、その中で最も広く応用されているのは岩(脈)金、砂金及び非鉄金属随伴金の回収である。
利点と特徴

1、選鉱濃縮比が高く、精鉱生産率が小さく、品位が高く、回収率は通常の再選択設備より顕著に向上した。
2、処理量が大きく、運転効率が高く、連続的に鉱山に排出することができる。
3、自動化の程度が高く、操作管理が容易で、消費電力が少なく、設備の日常メンテナンス量が低く、生産コストが低い。
4、敷地面積が小さく、既存の選鉱生産ラインの配置に溶け込みやすい。
プロダクト構造
選鉱遠心機は給鉱管、ラック、尾鉱槽、モーター、伝動軸受、選鉱部品などの部分から構成される。
選鉱部品は内、外の2層に分けられ、内層は戴頭円錐体で、内層椎体はステンレス鋼で作られ、環状格子条を持ち、錐壁には多くの小孔があり、外層は普通の鋼板で作られ、内層と閉鎖水ジャケットを形成している。選鉱遠心機の運転時、濃縮コーン内の遠心加速度は60倍以上の重力加速度に達することができ、鉱漿が濃縮コーンの底部に供給されると、鉱漿は遠心力によって濃縮コーンの内側壁に振られ、内壁に沿って上に移動するとともに、濃縮コーンの吸水孔から連続的にコーン内に水流を注入して床層を流動化させる。
遠心力と反跳水力の共同作用の下で、モノマー金などの重鉱物粒子は水の径方向抵抗を克服し、遠心沈降またはドリルギャップは精鉱床内に沈降することができる。一方、脈石鉱物は遠心力が小さいため、反跳水力の作用を克服することが難しく、結果として軸方向水流の力と遠心力の軸方向分力が共同で推進された下で富集錐が排出されて尾鉱となった。

技術パラメータ
モデル |
STL-20 |
STL-30 |
STL-60 |
STL-80 |
STL-100 |
処理量(t/h) |
0.2-0.6 |
2-3 |
10-20 |
35-45 |
60-120 |
供給粒度(mm) |
0-3 |
0-4 |
0-6 |
0-6 |
0-6 |
給鉱濃度(%) |
0-50% |
0-50% |
0-50% |
0-50% |
0-50% |
キックバック水量(t/h) |
1.5-2 |
4-6 |
10-15 |
17-25 |
40-60 |
精鉱生産量(kg/回) |
2-3 |
10-20 |
30-40 |
60-70 |
70-80 |
電力(kw) |
0.75 |
1.5 |
5.5 |
11 |
18.5 |
円錐回転速度(r/min) |
800 |
600 |
460 |
400 |
360 |
水圧(Mpa) |
0.04 |
0.12 |
0.25 |
0.35 |
0.4 |
外形寸法(mm) |
790x785x790 |
1180x1140x1250 |
1970x1670x1750 |
2300x1800x2200 |
2500x2000x2400 |
重量(kg) |
145 |
400 |
1300 |
2000 |
2500 |